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モニターを購入する際、何を比較して選べば良いのでしょうか?
買い替えの人は、「今のモニターと何が違うのか」、「今以上に綺麗に映るか」、ということにも関心があると思います。
モニターの仕様を調べても、専門用語が多いと、イメージすることがなかなか困難です。
モニターには種類によって、用途に向き不向きがあるので、ポイントを抑えて選んだ方がより良い買い物をすることができます。
モニター選びの主なポイントに、以下の7点を挙げてみました。
- サイズ (アスペクト比を含む)
- 解像度
- パネルの種類 (液晶 (TN、VA、IPS)、有機EL(OLED))
- リフレッシュレート
- 応答速度
- パネル処理
- インターフェース
価格も重要なポイントですが、予算にもよるので割愛します。

ちょっとポイントが多いなぁ

用途に合わせて「いる、いらない」で選んでいくと、希望の条件が見つかるよ
本記事では、モニター選び方のポイントを7点でまとめてみました 。要所要所で専門用語の説明もしています。
ご参考にしていただけると嬉しいです。
サイズ (アスペクト比を含む)
モニターのサイズは、単位:インチ (inch)で記載されていることが多いです。
どこの長さかというと、画面の対角線 (斜めの角から角まで)の長さになります。
対角線の長さなので、同じインチのモニターでも、縦や横の長さが異なります。
この縦や横の比のことをアスペクト比といい、主に4:3や16:9、16:10のモノがあります。

縦長と横長はどっちが良いんだろう?

Webの閲覧なら、縦長が見やすいと思うよ
解像度
映像は小さな点 (ドット)の集まりで、それぞれの点に色をつけることで表示されます。
解像度とは、この小さな点の数を表しています。
例えば、解像度1920×1080は、横に1920個、縦に1080個の点が並んでいるという意味です。
代表的な解像度は以下の通りです。
項目 | 解像度 |
フルHD | 1920×1080 |
WQHD | 2560×1440 |
4K | 3840×2160 |
5K | 5120×2880 |
点の数 (解像度)が同じで、モニターのサイズが異なる場合、大きいモニターの方が1つ1つの点が大きくなるので、近くで見ると映像のドット感が強くなります。

どれくらいの解像度を選べば良いのかな?

モニターサイズが24インチ以下なら、フルHD1920×1080でも良いと思うよ
また、後述のインターフェースのHDMI規格にも解像度が関係します。
パネルの種類 (液晶、有機EL)
パネルの種類は液晶と有機ELがあり、液晶は駆動方式で、TN、VA、IPSの3つに分けられます (IPSに比較的に類似したADSもありますが、主な3種について記載します)。
液晶は、液晶分子を封入したガラスの層を偏光フィルタで挟んだ構造をしており、背面からバックライトを当てることで映像をつくります。
有機ELは、有機EL素子に電流を流すことで光り、映像をつくります。
種類 | メリット | デメリット |
TN (Twisted Nematic) | ・価格が安め ・リフレッシュレートが高い ・応答速度が速い | ・見る角度で色が大きく変化 ・画面が白っぽい |
VA (Vertical Alignment) | ・純粋な黒色を表現できる ・コントラスト比が高い | ・IPSよりも視野角が狭い ・応答速度が遅い |
IPS (In Plane Switching) | ・視野角が広い ・安定した色で目に優しい ・高画質でシビアに色を表現 ・万能型 | ・VAよりもコントラスト比は低い ・応答速度はやや遅い ・価格が高め |
OLED | ・視野角が広い ・発色が良い ・コントラスト比が高い ・応答速度が速い | ・液晶よりも価格が高い |

視野角が広いのが良いなぁ

常に正面から見るとも限らないからね
リフレッシュレート
ディスプレイが1秒間に表示(更新)する画面の数 (単位:Hz)のことです。
数値が大きいほど動画が滑らかで 、輪郭をはっきり映すことができます。
リフレッシュレートの目安としては、以下のようになります。
- Web閲覧:60Hz
- デスクワーク:60Hz
- ゲーム:120Hz、144Hz、240Hzなど
リフレッシュレートの選択には、フレームレートも関係します。
フレームレートとは、パソコンなど、ディスプレイに出力する側が1秒間に送信する画面の数のことです (単位:fps)。
送信された信号を受け取れないとパラパラ漫画のようにカクカクした動きになったり、タイミングがズレて鮮明に映らないため、出力側のフレームレートよりも受け手のリフレッシュレートが十分に高い必要があります。
フレームレートの目安としては、以下のようになります。
- 一般的な動画:24〜30fps
- ストリーミング配信など:60fp
- ゲーム:30fps、60fpsなど

映像の滑らかさは、リフレッシュレートだけじゃないんだね

フレームレートも関係しているよ
応答速度
モニターが受信した信号を画面に表示させるまでの時間のことです (単位:ms)。
遅いと残像感が出る傾向にあります。
受信した映像を次の映像を受信するよりも速く表示する必要があるため、応答速度はリフレッシュレートよりも速い必要があります。
応答速度の目安としては、以下のようになります。
リフレッシュレート | 応答速度 |
60Hz | 16.7ms |
120Hz | 8.3ms |
144Hz | 6.9ms |
240Hz | 4.2ms |

発信(フレームレート)、受信(リフレッシュレート)、表示(応答速度)は三位一体な感じだね

1番遅い速度に依存しそうだね
パネルの表面処理
光沢 (グレア)と非光沢が (ノングレア)あります。
グレアは、光沢があるので、艷やかでメリハリがあり、コントラストがはっきりしているので、黒が美しくなります。
映画鑑賞やクリエイティブな作業に向いています。
反面、埃や指紋が目立ちやすく、自分や背後のモノが映り込み安いです。
ノングレアは、光沢がないので、マットな感じで映り込みを防いでくれます。
表面はサラサラしており、埃や指紋も目立ちにくいのが特徴です。
反面、発色が控え目のため、全体的に白っぽい印象があり、映像がぼんやりして地味に見えがちなところもあります。
映り込みが少ないのでゲーム向き、落ち着いた映像なのでデスクワーク向きになります。

どっちが良いかは好みによるね

映像を楽しむならグレア、オフィスワークするならノングレアがおすすめだよ
インターフェース (HDMI)
接続方法は、HDMIやUSB、Display portなどがありますが、ここでは、HDMI規格の解像度とリフレッシュレートについて記載します。
規格 | HD 1920×1080 | WQHD 2560×1440 | 4K 3840×2160 | 5K 5120×2880 |
HDMI 2.1 | 240Hz | 240Hz | 240Hz | 120Hz |
HDMI 2.0 | 240Hz | 144Hz | 60Hz | 30Hz |
HDMI 1.4 | 144Hz | 75Hz | 30Hz | 不可 |

前述した解像度が出てきたね

解像度によって、選べるリフレッシュレートが異なるよ
まとめ
モニターの種類はたくさんありますが、用途が決めると選びやすくなります。
用途は、Web閲覧&デスクワーク、ゲーム、映画鑑賞に大別することができます。
用途毎のおすすめの組合せは以下のようになります。
用途 | パネル | パネル処理 | リフレッシユレート | 応答速度 | インターフェース |
Web閲覧 デスクワーク | IPS | ノングレア | >60Hz | >16.7ms | >HDMI2.0 |
映画鑑賞 | IPS | グレア | >60Hz | >16.7ms | >HDMI2.0 |
ゲーム | TN | ノングレア | >120Hz | >8.3ms | HDMI2.1 |

色々な種類や条件があるんだね

用途を決めると、選ぶモニターも決まるよ
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました (^^)
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