【用語】パソコン関連

プチmemo

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新しくパソコンやスマートフォン、タブレットなどを買おう・買い替えようと思い、Webを閲覧していると、よくわからない用語や実用上に問題ない程度はわかっているけれど、説明できるほど詳しくはない、というようなことがあります。

本記事では、パソコン関連用語をメモとしてまとめてみました。用語をクリックすると、説明記事にジャンプするようになっています。

用語は少しずつ増やしていきたいと思っています。

ご参考にしていただけると嬉しいです。

OS (Operating System)

OS (Operating Sytem)

OSとは、コンピュータ全体を制御して使いやすくするためのシステムで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの機器を動かすための基本ソフトのことです。ハードウェアとソフトウェアの仲介する役割があります。

Android OS

Android OSとは、Googleが開発したオープンソースのOSです。

Androidリリース年月主なアップデート内容
142023年10月・プラットフォームの性能と効率の向上
・健康関連の機能や安全に関する設定をより詳細に設定
・アクセシビティに関する機能の向上
132022年8月・テーマ別のアプリアイコンを用意
・アプリ毎に表示言語の設定
・絵文字の鮮明化
・メディアプレイヤーの向上
・写真共有の簡単化 (フォトピッカー)
122021年10月・Material You (色などの設定)
・カメラとマイクのインジケータをステータスバー上に変更
・プライバシーダッシュボード (権限を許可したアプリの確認)
・位置情報アクセスでおおよその位置情報の利用
・アクセシビティ機能に画面拡大の追加
・スクロールスクリーンショット (画面外も含めて撮影)
・片手モードのOS標準化
112020年9月・会話スペース (会話管理の簡単化)
・スクリーンショットの機能向上
・デバイスコントロールの向上
・プライバシーの強化
・メディアコントロールの向上

プロセッサ (CPU: Central Processing Unit)

プロセッサ (CPU: Central Processing Unit)

プロセッサとは、パソコンのハードウェアやソフトウェアからの全ての指示を処理(演算や制御など)する部品のこと。

Core i

Core iとは、Intel社が製造するCPUのことです。

Corei9 (14th)i7 (14th)i5 (14th)i3 (14th)
ゲーム (高負荷)
マルチタスク
ゲーム (中負荷)
ゲーム (低負荷)
Web閲覧
()内は世代を示す

Core Ultra

Core Ultraとは、Intel社が製造するCPUのことです。

AI体験、パフォーマンスの向上、長時間バッテリーの特徴があります。

CoreUltra 9Ultra 7Ultra 5
AI動画編集
ゲーム (外出先)
マルチタスク
動画通話 (AI効果)

Ryzen

Ryzenとは、AMD社が開発したCPUのことです。

Ryzenシリーズの登場により、Intel社が独占的であった市場に変化をもたらしました。

Ryzenのシリーズ名は、Intel社のCoreプロセッサに対抗しており、Ryzen 5の場合、Core i5と同等の性能を持つCPUになります。

Intel社のCPUとの大きな違いは、Ryzenシリーズには内蔵GPUが基本的に搭載されていない点が挙げられます。AMD社では、GPUが内蔵されているCPUをAPUと呼んでいます。ゲームや3DCG、高画質の動画編集などでは、内部GPUでは能力不足になることもあるので、グラフィックボードが必要になります。

シネベンチ (Cinebench)

Cinebench (シネベンチ)とは、ドイツのMaxon社が無料で提供するCPUを評価するためのソフトウェアのことです。

主に、3D映像編集ソフトのCINEMA4D上でのレンダリング能力を計測します。

数値比較の際は、Cinebenchバージョンと測定方法を合せる必要があります。

測定方法は、CPUスコアとシングルスコアの2種類があります。

CPUスコアは、CPUの全てのコアを使用して、マルチタスクやマルチスレッドに対応したソフトウェアを使う場合の参考地になります。

シングルスコアは、CPUの1つだけを使用して、シングルタスクやシングルスレッドに対応したソフトウェアを使う場合の参考地になります。

OSは、Windowsにも、Macにも対応しています。

スコアの目安

用途CPUスコアシングルスコア
ゲーム12,000以上1,400以上
3Dグラフィックス10,000以上1,300以上
動画編集8,000以上1,200以上
一般的なオフィスワーク5,000以上1,000以上

低スコアの原因と対策

低スコアの原因と対策には、CPUの交換以外に下記のようなものがあります。

原因対策
CPUの温度が高い・CPUクーラーの交換
・ファンの増設
・PCケース内の埃の除去
バックグラウンドプロセスが多い・タスクマネージャーで不要プロセスの終了
・スタートアップの無効化
BIOSの設定が適切でない・BIOS設定の最適化
・最新版のアップデート

SoC (System-on-a-Chip)

SoC (System-on-a Chip)

SoCとは、CPUやGPU、通信モデムなどのモバイル端末の動作に必要な複数の部品が1つにシステム化された半導体チップ。

ARMベースのSoC

ARMベースのSoCとは、ARM社(英国)のSoCをベースにして開発されたSoCです。

従来のCPUと比べて、性能は低いが消費電力やサイズが小さいことが特徴です。

ARMアーキテクチャ(基本設計・仕様)をライセンス契約することで、様々な企業がARMベースのCPUを独自に開発しています。

使用されている機器は、スマートフォンやタブレット、家電、自動車など、あらゆる電子機器に搭載されてきます。

Snapdragon

クアルコム社が開発したスマートフォン向けのSoCのことです。

Snapdragonシリーズ名の末尾3桁の数字が大きいほど高性能になり、現状の最高性能は800番台、手頃価格は400番台になります。

Helio

Helioとは、Media Tek社が開発したSoCのことです。

Snapdragonよりも、低価格で低性能な傾向にあります。

メモリ

LPDDR (Low Power DDR)

LPDDR (Low Power DDR)とは、パソコンのメモリ (RAM)として用いられるDDR SRAM規格から派生した低電圧・低消費電力のメモリ規格のことです。

LPDDR54X4
動作電圧0.5V0.6V1.1V
最大データ転送速度64GTps43GTps32GTps
Tps: 毎秒の信号伝送

ストレージ

SSD (Solid State Drive)

SSD (Solid State Drive)とは、パソコンなどに搭載されている記憶装置のことです。

HDDのように回転する円盤で磁気データを読み書きするのではなく、USBメモリーのように内蔵しているメモリーチップでデータを読み書きします。

特徴 (HDDとの比較)

HDDと比較しての特徴には、以下のようなものがあります。

  • 衝撃に強い
  • 読み書き速度が速い
  • 動作音が静か
  • サイズが小さい (筐体形状の自由度が高い)
  • 低消費電力

2.5インチ

パソコンのドライブに搭載するタイプで、接続インターフェースには、Serial ATA 6Gbpsやエンタープライズ向けに高速なPCI-Express Gen 3があります。

M.2

マザーボード上のM.2スロットに搭載するタイプで、基板サイズによって、Type 2242、Type 2260、Type 2280、Type2210の5つのタイプがあります(M.2 SSDは主にType 2280)。

接続インターフェースには、Serial ATA 6Gbpsやエンタープライズ向けに高速なPCI-Express Gen 3、Gen 4があります。

接続インターフェース

タイプによって、転送速度が異なります。

タイプ転送速度 (Gbps)備考
PCI-Express Gen 464パソコン側対応可否を要確認
PCI-Express Gen 332
Serial ATA 6Gbps6SARA 3.0とも呼ばれる

記憶素子タイプ

1記録素子に格納できるデータが増える程、容量単価が安くなりますが、耐久性が下がります。記録素子を縦方向にして密度を向上、低コスト、大容量、低消費電力が特徴の3D NANDが主流です。

タイプBit/記録素子
QLC (Quad Level Cell)4
TLC (Triple Level Cell)3
MLC (Multi Level Cell)2
SLC (Single Level Cell)1

eMMC

eMMC (embedded Multi Media Card)とは、NAND型のフラッシュメモリを利用した内蔵ストレージ規格のことです。

特徴は小型・省電力・低発熱で、eMMC 5.1の場合、最大転送速度400Mbpsになります。

UFS

UFS (Universal Flash Storage)は、NAND型のフラッシュメモリをベースにコントローラーを搭載した内部ストレージ規格のことです。

特徴は、小型・低電力・高速な点が挙げられます。

バージョン4.03.13.02.12.01.11.1
リリース年2022202020182016201320122011
1レーンあたりの
帯域幅
2.9Gbps1.45Gbps1.45Gbps600Mbps600Mbps300Mbps300Mbps
レーン数2222211
最大総帯域幅5.8Gbps2.9Gbps2.9Gbps1.2Gbps1.2Gbps300Mbps300Mbps

通信

Wi-Fi

Wi-Fiとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのネットワーク接続機器を無線でLAN (Local Area Network)に接続する技術のことです。

Wi-Fiは、バージョンによって、最大伝送速度や周波数帯、帯域幅が異なります。

バージョンWi-Fi 6EWi-Fi 6Wi-Fi 5Wi-Fi 4
リリース年2020年2019年2013年2009年
IEEE規格802.11ax802.11ax802.11ac802.11n
最大伝送速度9.6Gbps9.6Gbps6.9Gbps0.5Gbps
周波数帯2.4GHz
5GHz
6GHz
2.4GHz
5GHz
5GHz2.4GHz
5GHz
帯域幅20MHz
40MHz
80MHz
160MHz
20MHz
40MHz
80MHz
160MHz
20MHz
40MHz
80MHz
160MHz
20MHz
40MHz

Bluetooth

Bluetoothとは、近距離にあるデジタル機器同士を基本的には1対1で通信するための無線技術のことです。

バージョンリリース年特徴
5.42023年・BLE (Bluetooth Low Energy)の通信距離が最大4倍
・オーディオ接続機器のエネルギー効率と音質の向上
・双方向通信の安全化
5.32022年・低消費電力
・低干渉の接続によるセキュリティ向上
5.22020年・オーディオ接続機器のエネルギー効率と音質の向上
・複数機器への同時音声転送 (LC3)
・転送データの効率化
5.12019年・数cm以内の接続機器の位置のピンポイント接続化
5.02016年・転送速度50Mbps (2倍)
・通信距離240m (4倍)
・低消費電力

インターフェース

USB

USB (Universal Serial Bus)とは、パソコンやデジタル家電などの機器を接続するための規格のことです。

電源供給やホットプラグ機能に対応しています。

転送速度

USB最大転送速度
4.040Gbps
3.220Gbps
3.110Gbps
3.05Gbps
2.0480Mbps
1.012Mbps

コネクタの種類

Type特徴
C上下の区別がない
Bプリンタやスキャナなどで使用
Aパソコン接続の標準

USB PD

USB PD (USB Power Delivery)とは、USB Type-Cコネクタに対応した最大100W (20V-5A)の電力を供給できる規格のことです。

特徴は以下のようなものがあります。

  • 接続するだけで自動的に急速充電できる
  • コネクタが統一化されている
  • 充電規格が統一されている

Thunderbolt

Thunderboltとは、Intel社が開発した高速データ転送規格のことです。

Thunderbolt 4は、USB 4規格に準拠しており、USB Type-Cコネクタを採用して、最大40Gbpsの速度でデータ転送、映像転送、充電などを行うことができます。

映像転送は、1つのポートで最大2つの4Kディスプレイ、または1つの8Kディスプレイに出力できます。

USB PDにも対応しており、最大100Wまでの電力供給が可能です。

HDMI

HDMIとは、パソコンから外部モニターへ映像や音声を出力するためのインターフェース規格の1つです。

規格と解像度とリフレッシュレートには下表の関係があります。

規格HD
1920×1080
WQHD
2560×1440
4K
3840×2160
5K
5120×2880
HDMI 2.1240Hz240Hz240Hz120Hz
HDMI 2.0240Hz144Hz60Hz30Hz
HDMI 1.4144Hz75Hz30Hz不可

SDカード

SDカード (Secure Digital Memory Card)とは、フラッシュメモリカードに属するメモリカードのことです。

カードのタイプは、SD、SDHC、SDXC、SDUCがあります。

規格

タイプアドレス容量上限
SDUC38-bit ブロック128TB
SDXC32-bit ブロック2TB
SDHC32-bit ブロック32GB
SD32-bit バイト2GB

ASSD

ASSD (Advanced Security SD)とは、SDメモリカードにセキュリティシステムを追加したものです。

Embedded SD

Embedded SDとは、一般的なSD規格を利用して、全てのリムーバブルデバイス、内部ストレージデバイス、I/O周辺機器が同じインターフェースを共有することで、システムエンジニアリングを単純化し、低消費電力、小さなフォームファクタ、フラッシュ管理の統合が特徴のものです。

PCI (Peripheral Component Interconnect)

PCI とは、拡張カードを差し込むためのインターフェース規格のことです。

その他 (50音順)

アスペクト比

モニターサイズは、単位:インチ (inch)で記載されていることが多いです。

どこの長さかというと、画面の対角線 (斜めの角から角)の長さになります。

対角線の長さなので、同じインチのモニターでも、縦や横の長さが異なります。

この縦や横の比のことをアスペクト比といい、主に4:3や16:9、16:10のモノがあります。

応答速度

モニターが受信した信号を画面に表示させるまでの時間のことです (単位:ms)。

遅いと残像感が出る傾向にあります。受信した映像を次に映像を受信するよりも速く表示する必要があるため、応答速度はリフレッシュレートよりも速い必要があります。

応答速度の目安としては、以下のようになります。

リフレッシュレート応答速度
60Hz16.7ms
120Hz8.3ms
144Hz6.9ms
240Hz4.2ms

オープンソース

オープンソースとは、コンピュータプログラムの著作権の一部が放棄されていて、自由に利用・変更できるソースコード

解像度

映像は小さな点 (ドット)の集まりで、それぞれの点に色をつけることで表示されます。

解像度とは、この小さな点の数を表しています。例えば、解像度1920×1080は、横に1920個、縦に1080個の点が並んでいるという意味です。

代表的な解像度は以下の通りです。

項目解像度
フルHD1920×1080
WQHD2560×1440
4K3840×2160
5K5120×2880

点の数 (解像度)が同じで、モニターのサイズが異なる場合、大きいモニターの方が1つ1つの点が大きくなるので、近くで見ると映像のドット感が強くなります。

解像度を選ぶ目安は、モニターサイズが24インチ以下ならフルHD1920×1080で、それ以上なら好みに合わせて、WQHD、4K、5Kから選べぶと良いと思います。

また、インターフェースのHDMI規格で解像度が関わってくるので、チェックしていただければと思います。

グレア・ノングレア

光沢 (グレア)、非光沢が (ノングレア)は、パネル表面の処理方法のことです。

グレアは、光沢があるので、艷やかでメリハリがあり、コントラストがはっきりしているので、黒が美しくなります。映画鑑賞やクリエイティブな作業に向いています。反面、埃や指紋が目立ちやすく、自分や背後のモノが映り込み安いです。

ノングレアは、光沢がないので、マットな感じで映り込みを防いでくれます。表面はサラサラしており、埃や指紋も目立ちにくいのが特徴です。反面、発色が控え目のため、全体的に白っぽい印象があります。映像がぼんやりして地味に見えがちなところもあります。映り込みが少ないのでゲーム向き、落ち着いた映像なのでデスクワーク向きになります。

パネル (液晶・有機EL)

パネルの種類は、液晶と有機ELがあります。液晶は駆動方式で、TN、VA、IPSの3つに分けられます (IPSに比較的に類似したADSもありますが、主な3種について記載します)。

液晶は、液晶分子を封入したガラスの層を偏光フィルタで挟んだ構造をしており、背面からバックライトを当てることで映像をつくります。

有機ELは、有機EL素子に電流を流すことで光り、映像をつくります。

種類メリットデメリット
TN
(Twisted
Nematic)
・価格が安め
・リフレッシュレートが高い
・応答速度が速い
・見る角度で色が大きく変化
・画面が白っぽい
VA
(Vertical
Alignment)
・純粋な黒色を表現できる
・コントラスト比が高い
・IPSよりも視野角が狭い
・応答速度が遅い
IPS
(In Plane
Switching)
・視野角が広い
・安定した色で目に優しい
・高画質でシビアに色を表現
・万能型
・VAよりもコントラスト比は低い
・応答速度はやや遅い
・価格が高め
OLED・視野角が広い
・発色が良い
・コントラスト比が高い
・応答速度が速い
・液晶よりも価格が高い

フラッシュメモリ

フラッシュメモリとは、電源を切っても電気を通して書き込んだデータが消えないメモリのことです。

フレームレート

フレームレートとは、パソコンなど、ディスプレイに出力する側が1秒間に送信する画面の数のことです (単位:fps)。

送信された信号を受け取れないとパラパラ漫画のようにカクカクした動きになったり、タイミングがズレて鮮明に映らないため、出力側のフレームレートよりも受け手のリフレッシュレートが十分に高い必要があります。

フレームレートの目安としては、以下のようになります。

  • 一般的な動画:24〜30fps
  • ストリーミング配信など:60fp
  • ゲーム:30fps、60fpsなど

ホットプラグ機能

ホットプラグ機能とは、データの送受信中でなければ、途中でケーブルを抜き挿しできる機能のことです。

リフレッシュレート

液晶ディスプレイが1秒間に表示(更新)する画面の数 (単位:Hz)のことです。数値が大きいほど動画が滑らかで 、輪郭をはっきり映すことができます。

リフレッシュレートの目安としては、以下のようになります。

  • Web閲覧:60Hz
  • デスクワーク:60Hz
  • ゲーム:120Hz、144Hz、240Hzなど

リフレッシュレートの選択には、フレームレートも関係します。

レンダリング

レンダリングとは、あるデータ処理や演算で、画像・映像・テキストなどを表示させることです。

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